山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『未来の本』銅版画,手彩色

1992年制作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ 限定部数80部「悪魔と取引をするという点では『ファウスト』と似た物語で、これは絵本に描いた中の一枚です。老人が悪魔で、兵士は愛用のバイオリンと未来がわかる本を交換してしまう。善悪がスイッチする感じを、絵本ではページを上下に分けて逆さまの世界として表しました」●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広いジャンルで活躍。近年は治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)にも取り組む。『Art in Hospital 〜スウェーデンを旅して』『詩画集 プラテーロとわたし』(J.R.ヒメネス=作、波多野睦美=訳)など、著作多数。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『水草』銅版画 手彩色

2015年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数100夏を迎える前、緑が色濃くなる」緑陰」の6月。土や外の空気の香りがいきいきと香る時期です。少しの水分で匂いがたったり、形が変わったり。その様はとても抒情的。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)に精力的に取り組んでいる。書籍の近作に、『ハムレット!ハムレット!!』、俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『流星』銅版画 手彩色

2022年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数100天とはずっと高いものなのに、秋になって初めて『こんなに高かったんだ』と気づく瞬間がやってくる。空が晴れ上がり、影が長くなる季節は、気持ちまでせいせいしますね。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)に精力的に取り組んでいる。書籍の近作に、『ハムレット!ハムレット!!』、俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『猫に見られる』銅版画 手彩色

2005年制作 ソフトグランド・エッチング、手彩色 限定部数20詩の初出は『詩を贈ろうとすることは』(1991年、集英社)。にゅうと伸びる猫。一番下の子は一瞬目をそらしたふう。イメージサイズ28×39.5cm。●谷川俊太郎さんプロフィール詩人。31年、東京生まれ。詩集『二十億光年の孤独』でのデビュー以来、絵本、翻訳、脚本等、ジャンルを超えて活躍。『日々の地図』(読売文学賞)、『シャガールと木の葉』(毎日芸術賞)、『詩に就いて』(三好達治賞)など著書多数。『Peanuts』全作を訳し終え、20年に『完全版 ピーナッツ全集 スヌーピー1950〜2000』を上梓。●山本容子さんプロフィール銅版画家。52年、埼玉県生まれ。78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。装丁、挿画からアート・イン・ホスピタルなどのパブリックアートまで幅広く手がける。書籍の近作は谷川氏が「初夏のハムレット」を書き下ろしたアンソロジー、『ハムレット!ハムレット!!』。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『白露』銅版画 手彩色

2017年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数100鰯雲や、湿度の低い雨、枝の先に集まる小さな水滴。日常に訪れる秋の小さな変化。それに気づき、世界の見方が変わると視点も変わる。絵でもそんな異空間を表現しました。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)に精力的に取り組んでいる。書籍の近作に、『ハムレット!ハムレット!!』、俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『百千鳥』銅版画 手彩色

2013年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数100花が咲き、たくさんの鳥がさえずりはじめる4月。カラフルな刺繍糸のようなタッチで絵を描きました。ピーチクパーチク、うれしい騒々しさに耳を澄ませてみてください。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)に精力的に取り組んでいる。書籍の近作に、『ハムレット!ハムレット!!』、俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『結核の娘』銅版画、手彩色

2019年制作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ、パステル 限定部数80 病気の少女を背なに乗せ、優しく歩くプラテーロ。「輪郭に沿う版の少し内側に描くことで、次の瞬間に移動する感じを演出しています」。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からアート・イン・ホスピタルまで、幅広いジャンルで活躍。近作『詩画集 プラテーロとわたし』(作/ J.R.ヒメネス、訳/波多野睦美)は、メゾソプラノ歌手の波多野睦美とギターの大萩康司による、ギターと朗読のための曲集『プラテーロとわたし』(作曲/ M.C=テデスコ)の全曲録音がきっかけで生まれた。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『花氷』銅版画 手彩色

2021年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数100人と人との触れ合いからついたキスマークも、自己主張の強い百合も、夏の」生」の暑さを象徴するもの。翻って、そんな強い暑さを氷で閉じ込めるように眺めて、涼をとって。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)に精力的に取り組んでいる。書籍の近作に、『ハムレット!ハムレット!!』、俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『若き日の芸術家の肖像』銅版画,手彩色

1990年制作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ 限定部数20部「『ユリシーズ』の前史的な位置づけになる、ジェイムズ・ジョイスの作品ですね。中央の重厚なカーテンを境に、右の古風な室内は因習や宗教といった旧来の世界、左の窓の外の広がりはそれらから主人公が自由を得て向かっていく新たな世界を象徴しています」●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広いジャンルで活躍。近年は治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)にも取り組む。『Art in Hospital 〜スウェーデンを旅して』『詩画集 プラテーロとわたし』(J.R.ヒメネス=作、波多野睦美=訳)など、著作多数。