山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『country life』銅版画 手彩色

1996年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数80カレンダーの表紙から裏表紙へと続くのはイギリスの田園風景。英国暮らしにまつわるエッセー集のため、人と動物の営みを優しい景色の中に描いた。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は絵画に音楽や詩を融合させ、ジャンルを超えたコラボレーショも。書籍の近作には俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。2024年もさまざまなプロジェクトが進行中。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『Lucas』銅版画 手彩色

1994年作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ 限定部数100山本容子さん最愛のルーカス。鼻筋の通った横顔が印象的。「ちょっとキツネみたいですが、これは絵本『犬のルーカス』(講談社)に登場する一番男前な姿(笑)。写真にあるように、変型銅版にした思い入れ深い作品です。版の押し跡がまさに犬のかたちをしていますので、注目してください」。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。近年は、治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)にも精力的に取り組んでいる

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『MASHとPOTETO』銅版画 手彩色

2006年作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ 限定部数80「比叡平に住んでいた20代のころ、近くのお寺から、妹と一緒に引き取った兄弟犬です。私の子がベージュのマッシュ、妹が黒のポテト。合わせて、マッシュポテト。二匹でひとつという名前にしたかったのね」。『犬は神様』(講談社)に収録。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。近年は、治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)にも精力的に取り組んでいる。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『PLATERO y Luca』銅版画、手彩色

2020年制作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ 限定部数80 2021年eclat1月号の特別付録カレンダーでテーマとした『プラテーロとわたし』の世界に、山本さんの愛犬ルカ君が登場する作品。「イタリアの作曲家M. C=テデスコが詩の朗読とギターのために作った曲集があって、その1曲目『プラテーロ』の音符を書き込んでいます。このリズムは、ロバのプラテーロの歩調を表すもの。その音楽をかけると、寝そべっていたルカが同じ調子でそばにやってきました」。1月号のアトリエ取材時に制作。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からアート・イン・ホスピタルまで、幅広いジャンルで活躍。近作『詩画集 プラテーロとわたし』(作/ J.R.ヒメネス、訳/波多野睦美)は、メゾソプラノ歌手の波多野睦美とギターの大萩康司による、ギターと朗読のための曲集『プラテーロとわたし』(作曲/ M.C=テデスコ)の全曲録音がきっかけで生まれた。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『Weekend』銅版画 手彩色

1996年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数80目に心地いい水辺の人間模様を描いた絵は、キャメロンの3作目の表紙。心優しいニューヨーカーたちの恋を、当時のNYの空気感とともに伝えた。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は絵画に音楽や詩を融合させ、ジャンルを超えたコラボレーショも。書籍の近作には俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。2024年もさまざまなプロジェクトが進行中。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『あのひとが来て』銅版画 手彩色

2005年制作 ソフトグランド・エッチング、手彩色 限定部数50詩の初出は『夜のミッキーマウス』(2003年、新潮社)。一瞬が永遠とつながる恋人同士の時間を描く。イメージサイズ28×39.5cm。●谷川俊太郎さんプロフィール詩人。31年、東京生まれ。詩集『二十億光年の孤独』でのデビュー以来、絵本、翻訳、脚本等、ジャンルを超えて活躍。『日々の地図』(読売文学賞)、『シャガールと木の葉』(毎日芸術賞)、『詩に就いて』(三好達治賞)など著書多数。『Peanuts』全作を訳し終え、20年に『完全版 ピーナッツ全集 スヌーピー1950〜2000』を上梓。●山本容子さんプロフィール銅版画家。52年、埼玉県生まれ。78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。装丁、挿画からアート・イン・ホスピタルなどのパブリックアートまで幅広く手がける。書籍の近作は谷川氏が「初夏のハムレット」を書き下ろしたアンソロジー、『ハムレット!ハムレット!!』。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『うるう年の恋人たち』銅版画 手彩色

1992年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数806〜8月はピーター・キャメロン作品の翻訳を山際淳司が手掛けた3部作。「当時のNY郊外のミドルクラスの暮らしが等身大で描かれていて新鮮でした」。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は絵画に音楽や詩を融合させ、ジャンルを超えたコラボレーショも。書籍の近作には俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。2024年もさまざまなプロジェクトが進行中。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『おしゃべりな時間』銅版画 手彩色

1994年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数503冊続けて装画を手がけた小宮悦子対談集の第1弾の装画。「おしゃべりな時間」をにぎやかに集う椅子たちの表情で表現した。ご本人も対談に登場。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は絵画に音楽や詩を融合させ、ジャンルを超えたコラボレーショも。書籍の近作には俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。2024年もさまざまなプロジェクトが進行中。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『おじいさんの思い出』銅版画 手彩色

1988年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数80村上春樹との初めての仕事。「カポーティの最もピュアな物語」と評された短編を一篇で一冊の本にしたいという要望から、小判の絵本に仕立てた。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は絵画に音楽や詩を融合させ、ジャンルを超えたコラボレーショも。書籍の近作には俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。2024年もさまざまなプロジェクトが進行中。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『ころころ』銅版画 手彩色

2005年制作 ソフトグランド・エッチング、手彩色 限定部数30詩の初出は『魂のいちばんおいしいところ』(1990年、サンリオ)。主役の水玉以上に生き物が喜々と戯れる。イメージサイズ28×39.5cm。●谷川俊太郎さんプロフィール詩人。31年、東京生まれ。詩集『二十億光年の孤独』でのデビュー以来、絵本、翻訳、脚本等、ジャンルを超えて活躍。『日々の地図』(読売文学賞)、『シャガールと木の葉』(毎日芸術賞)、『詩に就いて』(三好達治賞)など著書多数。『Peanuts』全作を訳し終え、20年に『完全版 ピーナッツ全集 スヌーピー1950〜2000』を上梓。●山本容子さんプロフィール銅版画家。52年、埼玉県生まれ。78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。装丁、挿画からアート・イン・ホスピタルなどのパブリックアートまで幅広く手がける。書籍の近作は谷川氏が「初夏のハムレット」を書き下ろしたアンソロジー、『ハムレット!ハムレット!!』。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『その日をつかめ』銅版画,手彩色

1990年制作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ 限定部数20部「31歳のときに初めて訪れたニューヨークのイメージが投影されていますね。道行く人が忙しそうで、イエローキャブとビル街から抜けて見える空の青さを鮮明に覚えています」。そんな街の片隅の、老人たちが暮らすホテル。そこにひとり混じる40代甲斐性なし男の物語。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広いジャンルで活躍。近年は治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)にも取り組む。『Art in Hospital 〜スウェーデンを旅して』『詩画集 プラテーロとわたし』(J.R.ヒメネス=作、波多野睦美=訳)など、著作多数。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『つばめ』銅版画、手彩色

2019年制作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ、パステル 限定部数80 春の急な冷え込みにとまどうツバメ。「建物の壁にある町の守護聖人の姿。その上にツバメの巣がある様子を、銅版のかたちでとらえています」。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からアート・イン・ホスピタルまで、幅広いジャンルで活躍。近作『詩画集 プラテーロとわたし』(作/ J.R.ヒメネス、訳/波多野睦美)は、メゾソプラノ歌手の波多野睦美とギターの大萩康司による、ギターと朗読のための曲集『プラテーロとわたし』(作曲/ M.C=テデスコ)の全曲録音がきっかけで生まれた。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『はる2』銅版画 手彩色

2005年制作 ソフトグランド・エッチング、手彩色 限定部数30詩の初出は『二十億光年の孤独』。「世界観が『宿題』と共通します。谷川さんの中に少女がいるみたい」。イメージサイズ28×39.5cm。●谷川俊太郎さんプロフィール詩人。31年、東京生まれ。詩集『二十億光年の孤独』でのデビュー以来、絵本、翻訳、脚本等、ジャンルを超えて活躍。『日々の地図』(読売文学賞)、『シャガールと木の葉』(毎日芸術賞)、『詩に就いて』(三好達治賞)など著書多数。『Peanuts』全作を訳し終え、20年に『完全版 ピーナッツ全集 スヌーピー1950〜2000』を上梓。●山本容子さんプロフィール銅版画家。52年、埼玉県生まれ。78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。装丁、挿画からアート・イン・ホスピタルなどのパブリックアートまで幅広く手がける。書籍の近作は谷川氏が「初夏のハムレット」を書き下ろしたアンソロジー、『ハムレット!ハムレット!!』。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『アポリネール動物詩集』銅版画、手彩色

1991年制作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ 限定部数80部原著はフランスの詩人・アポリネールが、獣、虫、魚、鳥を題材に自由に想を広げた詩集。「これは絵本の表紙画にしたもので、竪琴の名手・オルフェウスに従う生き物に名前を入れて、目次がわりにしています。スープにするエクルビスってザリガニなのねと、このとき知りました」カレンダーの表・裏表紙に使用した作品。銅版2面にわたって詩に登場する動物たちが行進する。「『らくだ』『いなご』『チベットやぎ』などの6篇を若き日のプーランクが歌にしています。そちらも聞いてみてください」。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広いジャンルで活躍。近年は治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)にも取り組む。『Art in Hospital 〜スウェーデンを旅して』『詩画集 プラテーロとわたし』(J.R.ヒメネス=作、波多野睦美=訳)など、著作多数。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『カナリアが飛んだ』銅版画、手彩色

2019年制作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ、パステル 限定部数80 カナリアがかごから逃げ、戸外を飛びゆく。「中央に地上の犬や子供を収め、渦状の構図に。1月と2月の版を抜いた残りを版にしています」。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からアート・イン・ホスピタルまで、幅広いジャンルで活躍。近作『詩画集 プラテーロとわたし』(作/ J.R.ヒメネス、訳/波多野睦美)は、メゾソプラノ歌手の波多野睦美とギターの大萩康司による、ギターと朗読のための曲集『プラテーロとわたし』(作曲/ M.C=テデスコ)の全曲録音がきっかけで生まれた。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『カーニバル』銅版画、手彩色

2019年制作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ、パステル 限定部数80 謝肉祭でにぎわう町で、踊りの輪の中に入れられてしまったプラテーロ。「お祭りは性に合わないと、ヒメネスのもとへ逃げてくる場面です」。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からアート・イン・ホスピタルまで、幅広いジャンルで活躍。近作『詩画集 プラテーロとわたし』(作/ J.R.ヒメネス、訳/波多野睦美)は、メゾソプラノ歌手の波多野睦美とギターの大萩康司による、ギターと朗読のための曲集『プラテーロとわたし』(作曲/ M.C=テデスコ)の全曲録音がきっかけで生まれた。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『グリム童話』銅版画,手彩色

1991年制作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ 限定部数20部テーマとしたのは『幸せハンス』の物語。「どんどん価値のないものへと物々交換しながら、幸福へ近づく流れを画面の内周に描き、母親のもとに戻る最後の場面を中央に描いています。個々の出来事をきわだたせるため、文様のあるブルーの平面をあしらいました」。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広いジャンルで活躍。近年は治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)にも取り組む。『Art in Hospital 〜スウェーデンを旅して』『詩画集 プラテーロとわたし』(J.R.ヒメネス=作、波多野睦美=訳)など、著作多数。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『ザ・シンギング』銅版画 手彩色

1992年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数80画面下の小さな黒い館はNYのグッゲンハイム美術館。そこで起きた不思議な愛の物語。やってきた火星人が星空に帰ってくところまでを描いた。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は絵画に音楽や詩を融合させ、ジャンルを超えたコラボレーショも。書籍の近作には俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。2024年もさまざまなプロジェクトが進行中。