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MH(エムエイチ)/TURTLE NECK KNIT

山形のニットメーカー・佐藤繊維と制作したタートルネックニットは、カシミヤより細い14.8ミクロンの細くて柔らかい繊細なメリノウールを使用。18Gというハイゲージのホールガーメント機で編み上げ、立体的で腕まわりもゆったりしており、なおかつ縫い代のごろつきもなく着心地抜群。ファッションと繊維のプロのコラボレーションメリヤスの産地として有名な山形県寒河江市で、1932年に創業した佐藤繊維は、紡績業を生業としてスタート。ニットメーカーという顔も持ち合わせています。一般的なニット工場は、世の中に流通している原料を買い、分業制で物づくりをするのが普通。しかし佐藤繊維は、世界のトップブランドすら見たこともないような最高の糸を作るところか出発。多くの可能性にチャレンジし、独自のニットを作っています。今回は、MHディレクターの祐真朋樹と佐藤繊維、つまり、服について考え続けるファッションのプロと原料を考え続ける繊維のプロが意気投合し、究極のタートルネックセーターが完成しました。カシミヤよりも繊細で柔らかい奇跡のウールMHのコレクションで最初に作りたかったのが黒いシンプルなタートルネックセーターだ。ウールのブラックタートルは祐真にとってなくてはならないアイテム。ディテールにこだわりがあるので、なかなか市場にあるものでは完璧に満足できないでいた。スタイリストとなって35年が経った今、理想の一枚を作りたいと思ったのである。一口にウールといっても、動物の種類だけでなく、その毛の太さや質感など違いはいろいろ。今回使用しているのは、これまで繊細すぎてニット用にはほとんど使われてこなかった極細の羊毛。「サルタン」と名付けられている。ウールには、マイクロンと呼ばれる繊維の太さをしめす指標があり、その数が小さいほど細くてしなやか。一般的なニットに使われる糸は19 24マイクロンと言われ、カシミヤでも15マイクロン前後が普通。が、今回使ったサルタンはなんと14.8ミクロン!しなやかで、肌に吸い付くようなタッチが特徴です。つまり、祐真の究極の一枚は、佐藤繊維が開発した最上級の素材によって現実のものとなったわけです。サルタンの魅力は、群を抜いた細さと肌触りはもちろん、羊が育てられた素晴らしい環境にもあります。サルタンの素材となるメリノ種の羊が育てられているのは、オーストラリアのビクトリア地区にある農場。乾燥した大地に覆われたオーストラリアの中では雨が多く、寒暖差があるエリア。緑が豊富で、牧草にも栄養がたっぷり含まれています。また、ヨーロッパ発のアニマルウェルフェアの基準に沿った運営が為されており、羊たちは恵まれた環境で無農薬の牧草を食し、健康的でストレスのない状態で育てられています。サステナビリティの意識が高いヨーロッパでは、ウールの品質は原毛のクオリティだけでなく、その動物がどんな環境で飼育されてきたかまで含めて判断されており、この農場から採れる希少な「サルタン」は、近年世界でトップの評価を得ているとのこと。この奇跡のウールは、紡績会社でありニットメーカーである佐藤繊維の創意工夫によって糸となり、生地となり、そしてMHのニットへと形を変えました。美しいパターンと無縫製がつくる立体的なニット佐藤繊維の代表、佐藤正樹さんへのインタビューに、祐真はこのニットを素肌に着

MH(エムエイチ)/JUNGLE PANTS

「ジャングルパンツはきちんとプレスをかけてはいてほしい」ハリ感がある高密度チノ素材を使用したジャングルパンツ。右にスリットポケット、左に付けた片マチのカーゴポケットには、スマホが収納できる便利なインポケットもプラス。腰まわりにはラバーのマーベルトを使用することで、シャツのもたつきを防ぎ、すっきりとはきこなせるよう仕上げた。Tomoki Sukezane祐真 朋樹1965年、京都市生まれのファッションエディター。21歳で上京し、男性誌のエディターをした後、スタイリストとなる。雑誌『GQ JAPAN』や『Casa BRUTUS』などのディレクションの他、広告等でタレント・アーティストのスタイリングも手がける。著者に『祐真朋樹の密かな愉しみ』(マガジンハウス)など。

MH(エムエイチ)/White T-shirt

和歌山の老舗生地メーカー・東紀繊維と作ったTシャツ。ハリ・コシ・ツヤどれをとっても優れた生地「アメリカンシーアイランドコットン」を使用している。袋縫いの二重仕様で、透け感も気にならず、ドレスとしても着られる一枚に仕上がっている。身幅広めのボックスシルエット。控えめな光沢と日常感を併せ持つ究極のバランス誰にとっても必要な普遍的アイテムと言えば白いTシャツ。その白いTシャツに僕たちが求めたのは、ジャケットを羽織れば外出着として使える高級感でした。つまり、ディナーやカクテルといった場面でも堂々と着られる「イブニングT」を目指したのです。とはいえ、いかにもドレスなギラギラでは恥ずかしい。ということで、僕たちは、控えめな光沢を持ちつつ、古き良きアメリカンTシャツのような日常感も備えた生地を選ぶべく、このプロジェクトをスタートさせました。膨大なスワッチの中から選んだのは、手の平で触るとすぐに吸い込まれるような感触が伝わってくるなめらかな生地。まるで呼吸しているかのような生地です。その生地こそ、和歌山県の東紀繊維が作るアメリカンシーアイランドコットンでした。最高級の素材で着心地の良さをすべての人に東紀繊維は1984年設立。今日まで、一貫して効率よりも品質を重視して物作りをしてきました。その技術は1907年にイギリスから和歌山に伝わったとされ、今や世界中を探してもほとんど現存していない吊り編み機が使われていることでも世に知られています。この旧式のヴィンテージ織機は、たった1メートル編むのに1時間、またはそれ以上の時間を要する。とても原始的なプロセスによってようやく一枚の生地が完成するのです。その特徴は、柔らかくて伸びがあり、風合いはまさに格別。この吊り編み機が作り出す非効率ゆえの風合いと着心地のよさにはなんとも惹かれるものがあります。また別の機会に、ぜひ釣り編み機で作ったTシャツも企画したいと思っています。自然と共生して奇跡の綿花にさらなる価値を今回のTシャツに使用したボディは、アメリカンシーアイランドコットンと呼ばれる原料を使ったもの。それは繊維の長い超長綿、シーアイランドコットンの一種です。長らくカリブ海地域の島々のみで栽培されていましたが、ブリーディングが行われ、アメリカに適したシーアイランド種として開発されました。が、20世紀初頭には害虫による壊滅的な被害を受け、以降、長期に渡ってこのコットンは次々と別の種類へ置き換わっていきました。そして長いブランクの後、農業の進化と生産者の情熱によって、2000年代に入って新たに蘇ることに。その存在は、『奇跡の綿花』と言われています。丈夫で長持ち、そして繊維が長いため、撚りが弱くても糸が作れるので柔らかな風合いが生まれます。今回のTシャツは、古い吊り編み機ではなく、動作が滑らかな最新の紡績機械で作られました。心地よさにこだわり、糸の特性を熟知する東紀繊維ならではの選択です。これによって、僕たちが理想とした、光沢と風合いを兼ね備えたTシャツがついに完成したのです。 東紀繊維は、早くから世界を意識することで、サステナブルなチャレンジを早くから手がけてきました。例えばCO2の発生をできるだけ削減するためにリサイクルコットンを積極的に使ったり、工場の屋上に太陽光発電を設置したり。そういった「

MH(エムエイチ)/PAJAMAS

別注のトリコロールチェックを使用したパジャマセット。シャツは、イエローのコードパイピングをアクセントに。パンツは裾を調整できるボタンが付いたデザインで、寝るときの裾のずり上がりを抑える。冬場など足にボディクリームを塗ったりしたときにはうってつけ。存分に保湿が可能。「僕は寝るとき必ずパジャマに着替えています。これまでいろいろなパジャマを着てきましたが、こういうさらっとしたブロード生地でちょっとポップな柄というのはなかなかないです。イエローのパイピングも効かせました。そしていちばんこだわったのはパンツ裾のディテール。寝ているうちに裾が膝あたりまでずり上がって不快なこと、ありませんか? ボタンとタブをつけたことで、ベッドに入ってからとめて裾を絞ればその心配がなくなります。ゴムだと締めつけ感がやっぱり嫌ですからね」。Tomoki Sukezane祐真 朋樹1965年、京都市生まれのファッションエディター。21歳で上京し、男性誌のエディターをした後、スタイリストとなる。雑誌『GQ JAPAN』や『Casa BRUTUS』などのディレクションの他、広告等でタレント・アーティストのスタイリングも手がける。著者に『祐真朋樹の密かな愉しみ』(マガジンハウス)など。

MH(エムエイチ)/FLARE PANTS

ウォッシャブル、防シワ、ナチュラルストレッチとあらゆる機能を備えたウール素材を使用したストレートフレアーパンツ。ウエストは、サイドのみゴムを入れたイージー仕様。フロントのみセンターシームを入れ、アイロンいらずで線をキープできる。美しさの裏に見えない技術を込めました。MHは、岩手県一関市にあるパンツ専門のファクトリーにブーツカットパンツの生産を依頼しました。ファクトリーの名前はその理由は「スキルギャランティ」。その名の通り、高い技術が保証されている工場です。我々は、その技術の神髄はなんなのか、実際に訪れてものづくりの現場を見てきました。 若い頃は埼玉にあるパンツの縫製工場で経験を積んだという現社長の千葉繁さんは、1981年に地元に帰ってこの会社を設立しました。千葉さんは、よそと同じような創業者の苗字を社名にしたくなかったと言います。それでは金太郎飴のようなファクトリーになって面白くない、と思い、当時には珍しかった、英語の工場名にしました。4年後には、近隣にもう一つのファクトリー、「スキルグリッター」を設立。「スキルギャランティ」は主に婦人服を中心にしていますが、「スキルグリッター」は紳士服を専門に稼働しています。真っ直ぐに見せるには真っ直ぐに作らないなぜ、婦人服のファクトリーでお願いしているのか。それは経験の違いにあります。メンズに比べて、レディスは扱う素材の種類が明らかに多いため、細かいオーダーにも経験で応えることが可能だからです。そして、今でこそレディスがメインになっていますが、スキルギャランティには80年代から、紳士用トラウザーズはもちろん、DCブランドの奇抜なシルエットや素材のパンツまで積極的に幅広く請け負ってきたたしかな歴史があります。縫製工場は、ただ物を作るだけではありません。千葉さんは「素材と形には相性があり、ちょっとの匙加減がクオリティに大きな差を生む」といいます。例えば、人が着用したときに真っ直ぐに見えるフロントジップを取り付けるためにはどうするか。その生地が、実際に穿いた時にどれだけどの方向に引っ張られるかを予測し、上にいくにしたがってミリ単位でズラしていく。こうした技術は経験でしかカバーできません。熟練の職人たちは、その塩梅を理解しているのです。株式会社 スキルギャランティ1981年創業、岩手県一関に構える老舗縫製工場。細かい工程や手間を惜しまずに作り上げられるボトムは、仕上がりの美しさに定評あり。今回、ファッションメーカー・スペディーレと協業しジャングルパンツとフレアパンツの2型を制作依頼。婦人パンツを多数手がけてきたスキルギャランティならではの細やかな縫製技術が、MHの2型にもいかされている。Tomoki Sukezane祐真 朋樹1965年、京都市生まれのファッションエディター。21歳で上京し、男性誌のエディターをした後、スタイリストとなる。雑誌『GQ JAPAN』や『Casa BRUTUS』などのディレクションの他、広告等でタレント・アーティストのスタイリングも手がける。著者に『祐真朋樹の密かな愉しみ』(マガジンハウス)など。

MH(エムエイチ)/T-SHIRT

和歌山の老舗生地メーカー・森下メリヤスと制作したスーピマ綿のガス焼き糸を使用。40ゲージのハイゲージ編み機で編み、クリアなツヤ感と織物のようなハリやドレープ感を施した。身頃も袖口も袋仕立てにすることで縫い目が肌に当たらない快適な着心地を得た。短めの着丈で、コンパクトなシルエット。艶やかで軽やか。そんな黒Tシャツが着たかった「襟がなくとも、ドレスシャツとして認められるようなクオリティー」。今回作りたかった黒いTシャツというのは、ジャケットを羽織ればそれなりのホテルやレストランのドレスコードもクリアする、そんなTシャツ。僕たちの「理想の黒Tシャツ作り」は、小さな生地スワッチの感触を手で確認することから始まりました。中には指先の感触に頼るような小さなスワッチもありました。100点程あった中から数日かけて選んだのが、森下メリヤスのスーピマコットンです。圧倒的な艶と触り心地に心を奪われ、この生地で作ったTシャツをイブニングジャケットに合わせて着てみたいと思いました。工場を見学に訪れた日は蒸し暑い日で、さすがに上着は羽織れませんでしたが、代わりに、と言ってはなんですが、ヒョウ柄のスカーフを首に巻きました。素材に冷却機能が効いているため、暑い工場内を歩き回っても、汗をかかず快適でした。森下展行社長にも同じTシャツを着て頂き、案内をして頂きました。高密度なハイゲージを可能にするスーピマコットン同社は、白Tシャツを作って頂いた東紀繊維と同様、和歌山の老舗のファクトリーです。戦後、ニットの産地として栄えた和歌山には、かつて300を超える会社が組合を作っていました。しかし大量消費時代の到来により、人件費の安い海外へと生産拠点が移ったことでその数は激減。メイド・イン・ジャパンの存続が危ぶまれています。かねてより丸編みのニットを得意としている森下メリヤスは、近年はその高い技術を生地開発に活かしはじめました。大量生産ができない、付加価値の高いものづくりへとシフトし、ヨーロッパに輸出することで自分たちで需要を作り出しています。その評価は世界中に知れ渡っており、多くの海外のメゾンやトップブランドが、森下メリヤスの先進性に惚れ込んでいます。今回のTシャツは、厳選された繊維長の長いスーピマコットンを使ったハイゲージ生地を贅沢に2枚重ねしています。株式会社 森下メリヤス工場 / 貴志川ニット1907年創業以来110年以上続く、和歌山で最も古い丸編み生地工場。丸編み機200台を保有する国内有数のジャージ素材メーカーで、経験値の高い生地職人とともに森下メリヤスしかできない「JAPAN Quality」を目指した生地を生産している。自社でオリジナルテキスタイルの企画・開発を行い、パリの素材見本市・プルミエールヴィジョンにも出展。海外ラグジュアリーブランドからオファーが絶えない世界有数の生地メーカーとして知られている。Tomoki Sukezane祐真 朋樹1965年、京都市生まれのファッションエディター。21歳で上京し、男性誌のエディターをした後、スタイリストとなる。雑誌『GQ JAPAN』や『Casa BRUTUS』などのディレクションの他、広告等でタレント・アーティストのスタイリングも手がける。著者に『祐真朋樹の密かな愉しみ』(マガジンハウス)など。